どたばた中学受験

突然「中学受験する」と宣言した息子と母のどたばたな毎日

中学受験を控えた1月、学校は休ませても良いのか

こんばんは。さつきです。


中学受験シーズンになると必ず「小学校の欠席」について論争が起こります。


上の子が受験した年、保護者会で担任の先生が
「毎年、学校を休んだ子ほど不合格になっています。極力休ませないようにしてください。」
とおっしゃったのを思い出します。
いつも穏やかでニコニコした先生の厳しい表情がとてもショックでした。


なぜなら、私は子供を欠席させるつもりでしたから。

中学受験で学校を休ませても良いのか。自分たちの判断を信じて迷わない


受験前に学校を欠席させるのには、2つの理由が考えられます。


○自宅で勉強させるため
○体調管理のため


受験に小学校の調査書が必要な学校でも、対象になるのは2学期まで。
3学期の成績や欠席日数は考慮されません。


ならば登校させず、自宅で少しでも受験勉強をさせようと考える方も少なからずいらっしゃるようです。


しかし、多くの保護者は「体調管理のため」に欠席させているのではないでしょうか。
私もそのひとりです。

風邪やインフルエンザに罹る確率を減らしておきたい


もちろん、風邪を引いているわけでもないのに学校を欠席させることは良くないと分かっています。
でも、これまでの子供の努力を想うと「受験できない」ことだけは防ぎたい。
「受験できない」状況に陥る最も大きな理由である、風邪やインフルエンザなどの体調不良を避けたいという気持ちはどうしても消せません。


家にいたって風邪を引くことはあります。
それも分かっています。
登校しなくても、接する人数を減らすこと、一定の温度・湿度を心がけること、充分に水分を摂るよう声かけすること、くらいの対応しかできないことも分かっています。
それでも確率は下げておきたいのです。

前回の受験では欠席することを選択した


上の子が受験した年は2/1が週の半ばだったので、月曜からお休みしました。
確か2、3日だったと思います。
土日を含めて、本番前の5日間を休ませるという計画です。


これは、5日あればもしインフルエンザになっても間に合うだろうという考えからです。
解熱後ならマスクをして保健室で受験できると説明会で確認していたので…。


1月に入ってからはイライラ、ピリピリした様子もあったので、ゆったりと過ごさせい気持ちもありました。


ゆったりできるよう環境を整える。
ネガティブなことは言わない。
十分に勉強してきたのだから、あれはやったの?あそこは大丈夫?という確認はしない。
直前の5日間はそんな感じで過ごしました。
上の子は無事に合格しました。

欠席は親が決めない。子供だけに決めさせない。話し合って決断する


小学校は義務教育ですが、中学受験は義務ではありません。
また、親は子供に教育を受けさせる義務があります。
学校を欠席させることは、これらに反することになります。
だから我が家は親の意見だけでなく、子供と話し合って決めることにしています。


子供の性格や、1月時点での様子を把握したうえで、一緒に考えようねと声をかけました。
上の子は「インフルエンザが流行っているから不安。絶対に受験はしたいから。」と言いました。
「じゃあ、もし罹っても受験できるくらいの期間お休みしようか。」
それで決めたのが5日という期間です。

息子は欠席なしで受験に挑んだ


今年は2/1が土曜日でした。
上の子のときと同様に考えるなら、月曜から丸5日欠席することになります。


息子のクラスには3学期になってから一度も登校していない子をはじめ、日に日に欠席者が増えていました。


先週の日曜日、息子に「どうしようか」と尋ねてみました。
息子は少し考えたあと、「登校する。」と言いました。
何でも、体育のグループ分けが人数不足で上手くできなかったり、発表係が欠席で予定外のお子さんが発表したりしているのだそう。


「家にいても暇だし、どうせ勉強しないし。」
息子らしくて笑ってしまいました。
という訳で息子は欠席せず、受験前もいつも通りに過ごしました。
それどころか、昼休みも放課後も校庭に出て遊んでいたそうです。

欠席させないほうが良いタイプの子供もいる


欠席しないことは、規則正しい生活ができるだけでなく、適度に体を動かして免疫力を高めることにも繋がるんですね。
息子は風邪も引かず、たくさん食べて、2/1の入試に臨むことができました。

親子で決めた欠席ならもう迷わない


我が家は上の子が数日欠席し、息子は1日も欠席しませんでした。
今回息子が欠席しなかったからといって「欠席させるべきではない」とは思えません。
他にも子供がいたら、その度に悩むでしょう。


学校を欠席するのは良くないけれど。
中学受験は勝手にやっていることだけれど。
入試の結果はともかく、参加はさせてあげたい。
休むも休まないも、親子で決めたならそれで良いと前を向くしかない。
自己満足ですが、そう考えています。


さて、今日は2/2。
息子は今日も受験会場にいました。
その結果はこの次にお話したいと思います。




さつき