どたばた中学受験

突然「中学受験する」と宣言した息子と母のどたばたな毎日

2020年中学受験3日め

こんにちは。さつきです。


今日は珍しく昼にブログを書いています。
というのも、現在息子が東大附属中受検の真っ最中だから。


昨日までは学校の保護者控え室で待機していましたが、東大附属中の控え室には暖房器具がないので…。
時間も長いので近くをブラブラし、冷えたので少し休憩しています。
コーヒーで体を暖めたら学校に戻ろうと思います。

中学受験は何が起こるか分からない。あきらめずに最後まで!


我が家の中学受験もいよいよ最終日。
息子は全部で3校受験しました。
2つの私立校と東大附属中です。

国立中と私立中を併願している我が家


第一志望校は現在検査を受けている東大附属中なのですが、過去問を解いた感触は良くありません。
最後までもう一歩という感じが否めませんでした。


反対に私立対策は良好で、特に冬期講習からは苦手な算数の理解がかなり深まりました。


irodorilife.hatenablog.com


こちらでお話したように、息子の受験勉強期間は8ヶ月ほど。
もともと国語は得意なので、算数をどこまで伸ばせるかが課題でした。
はじめて過去問を解いたときは30点でしたからね。
それが後半、ちょっとひねった問題も時間をかければ解けるところまで来ていました。

志望校に届くかも!と期待。滑り止めには余裕を持ち、バッチリのはずが…


実は息子にとって私立A校は、東大附属中と甲乙つけがたい志望校なのです。
適性検査との相性が良くないこともあり、最近では尚更Aに気持ちが傾いていたようです。
Aは過去問との相性も良く、国語に関していえばすべて8割以上取れていました。
算数が伸びてきていたので、合格できるかも…と期待は膨らみます。


私立B校は抑えとして選んだ学校です。
偏差値は低めですが、雰囲気が良く、私と夫はかなり好印象でした。
息子も明るい学校の雰囲気には惹かれつつ、東大附属中と私立A校がダメだったらね、というスタンスでした。


私立B校は塾からも落ちることはないでしょうと言われていました。
それもあって、息子も私たちもすっかり油断していたのかもしれません。

いよいよ中学受験本番。初日の様子


2/1はA、Bの第一回入試でした。


Aの試験場から出てきた息子の顔は真っ青。
どうやら出題形式が昨年までと違っていたようです。
そのことで息子はパニックになってしまい、何も頭に入ってこなかったとのこと。
嘆く息子を
「まだ1日目だよ!取り合えずBをとっておこう。そうすれば明日はAに集中できるよ。」
と励まします。
「そうだよね。今日は緊張してたしさ。」
単純な息子は元気を取り戻し、Bの入試に向かいました。


出題形式が変わったとはいえ、色んなパターンの問題をやってきたのだから、落ち着けば明日は大丈夫だろう。
どうやってそのことを伝えようか。
Bを受験しているのにそんなことを考えていた私も、中学受験を甘く見ていたということです。

想定外のことが普通に起こるのが中学受験


Bの試験が終わり、息子は笑顔で戻ってきました。
結構できたよ、という息子。
自宅に戻ると答え合わせをすると言うので付き合いました。


「ここ、単位変わってるけど大丈夫だよね?」
「あ、忘れた。」


「食塩の重さ、足した?」
「あれ?忘れた。」


ありえないような凡ミスが続きます。



受験の準備期間が短い息子は、模試を数回しか受けていないので場慣れしていない。
だから、出題形式が違っただけでパニックになってしまった。
それだけではなく、学習量が足りない息子は、まだ知識が定着していない。
少しヒントを与えればできる問題も、ひとりだと解き方の引き出しが開かないこともある。
問題を見ただけで、解くための引き出しを開けられる域には達していないんだ。



息子と私は沈黙…。
夫も黙ったまま。上の子は気まずそうにしていました。


重い空気のまま、1日目の合格発表の時間がやってきました。


Aはやはり不合格。
そしてBも。


想定外の出来事に息子は涙目になり、その場に伏せてしまいました。


上の子が初日で受験を終え、息子も順調に学力をつけていたので楽観的になりすぎていました。
想定外のことが起こる、これが中学受験なんですよね。
それでも、明日も会場へ出向いて試験を受けなければなりません。
どんな言葉をかけてあげれば良いのか。

気持ちを切り替えるためにかけた言葉


「〇〇を落とした学校がアホなんだよ。これから伸びるのにね。あとで後悔するよ。」
本当に伸びるのか、根拠はなし。
学校が後悔するわけないし…。
そもそも息子の熱望校をアホって言って良かったの?


私の頭の中はぐるぐるしていましたが、息子は気持ちを切り替えました。
「そうだよね。明日は絶対合格する。」



落ち着いて迎えた2/2。
息子は無事に合格をいただきました。
アホって言ってしまった学校に…。


さぁ、東大附属中へ戻って息子の帰りを待ちます。



さつき